活動


2017,08,12, Saturday 平和の尊さ…


8月15日が近づくと共に思い出される1枚の写真があります。「焼き場の少年」というアメリカの従軍写真家”ジョー・オダネル”さんが1945年9月、長崎で撮られた写真です。
『焼き場の少年』 
1945年9月-佐世保から長崎に入った私は小高い丘から下を眺めていました。
10歳ぐらいの歩いてくる少年が目に止まりました。おんぶ紐をたすき掛けにし 背中に幼子をしょっています。
この焼き場にやってきた強い意志が感じられました。しかも、少年は裸足でした。焼き場のふちに 5分から10分ほど立っていたでしょうか。
おもむろに白いマスクをした男たちが少年に近づき、ゆっくりとおんぶ紐を解き始めました。
この時、私は背中の幼子が死んでいるのに気づきました。
幼い肉体が火に溶け、ジューツと音がしました。まばゆい炎が舞い上がり、直立不動の少年の あどけない頬を夕日のように照らしました。
炎を食い入るように見つめる少年の唇には 血がにじんでいました。
あまりにもきつく唇を噛みしめているので、唇の血は流れず下唇を赤く染めていました。
炎が静まると、少年はくるりときびすを返し、沈黙のまま焼き場を去っていきました。背筋が凍るような光景でした。
photo+text ジョー・オダネル
この一枚の写真とオダネルさんの言葉に接し、平和の尊さをひしひしと感じると共に、今を生きる世代の責務として、今の平和日本を未来永劫に将来世代に継承していかなければならないと強く思いました。