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2020,12,21, Monday 『パクス亡き世界』:日経新聞の記事を読んで…


本日の日本経済新聞の「パクスなき世界」の記事はアフターコロナ、ウイズコロナの時代の到来時代において注目すべき記事だと思いました。
日本において、「失われた20年」「失われた30年」と言われますが、その時代は所得格差がついた時代だったと思います。「パクス」は、ローマ神話の平和と秩序の女神をラテン語で「Pax」と言います。アメリカの複合企業コーク・インダストリーズの総師、チャールズ・コーク氏は自身の著書で、米国社会の分断について、「我々が台無しにしたのか」と後悔の念をつづった。保有資産450億ドル(日本円で約4兆6.000億円)という米国有数の富豪は、自由経済を徹底して求める「リバタリアン」の代表格で、保守派を資金面で支えてきた。トランプ大統領が就任され勝利したハズなのに、この4年間で逆に自由経済は遠のき、保護貿易や政府債務が拡大した。コーク氏は今後、特定政党の支持から手を引くそうです。
 京都精華大学のウスビ・サコ学長(マリ生まれ、54歳、2018年から学長)は、コロナの世界的な感染拡大は様々な矛盾を浮き彫りにした。「コロナ前から世界には貧富の差などの分断が存在していたが、経済が回っていたので見て見ぬふりをしてきた。モノさえ回っていれば先進国にも発展途上国にも取り分があったからだ。しかしロックダウン〈都市封鎖)などで生産や流通が動かなくなると、モノ中心の経済は崩れた。市場経済が約束していたはずの幸せが幻想だったと明らかになった」
若者の雇用や教育が損なわれた今、「54歳以上の世代は、若い人にとって幸せな世界を作れなかったことを反省すべきだ」。これからは、物資や合理主義を重んじる価値観から、人間を中心とする考え方に移って行く」だろう。その様な社会を将来世代に継承して行く責務があると思います。
【*持つものと持たざる者の差はさらに開く。*コロナ禍で欧州の低所得層の比率は4.9〜14.5ポイント上がるとの予測がある。