活動


2020,12,27, Sunday 『巧言令色、鮮なし仁』:月刊「致知」1月号より


私は月刊「致知」を約25年余、愛読しています。時間が合えば年1回の新春講演会にも参加しています。令和3年1月号の「巻頭の言葉」が素晴らしいので、今年最後の高木英一活動として報告させて戴きます。
JFEホールディングス名誉顧問の數土文夫先生の言葉です。『国力衰退という、重大危機に直面する日本』。近年、日本の国際競争力が著しく低下している。スイス・ローザンヌに拠点を置く国際経営開発研究所の世界競争力ランキングによれば、1989年から1992年まで4年連続で第1位だった日本は、2019年には30位、2020年には34位と順位を下げている。近年2年連続1位のシンガポールをはじめ、香港、台湾、中国、韓国の後塵を拝している。
日本が国力衰退と言う重大な危機に直面しているにも拘わらず、国会ではこの厳しい現実について真剣に議論される様子がない。30年足らずで第1位から34位に転落した日本の、これからの30年後を思うと、暗澹たる気持ちになる。
最近、世界中で横行する詐欺は「巧言令色」そのものであり、騙す者には「仁」がない。弱者への配慮は当然です。しかし、「自助」より「公助」を安易に強調する政治家も「巧言令色」に見える。「巧言令色」に相対する術は、個々人が自主独立、独立自尊の精神を実践することであり、それこそまさしく「仁」と言える。孔子は、人の基本は「仁」だと訓えている。「仁」なき人、共同体、国は衰え、斜陽化する。我が国が「仁」を取り戻し、30年後に見事復活を遂げていることを願って止みません。
新型コロナウイルス禍にあって、国の債務残高はGDPの266%(2.66倍)になっています。今年度、新規国債発行も当初32.6兆円から過去最大の約112.6兆円に膨らんでいます。私が政治の世界に入ってからの自論である『未来の子供たちに負担のかからない社会を継承する』為にも、「自助」「共助」を大切にする社会づくりが重要です。
新年も、一生懸命、「未来の子供たちに自慢できる街づくり」に頑張らせて戴きます。