活動


2021,01,12, Tuesday 『ベトナム中が涙した日本の少年』:9歳の男の子…


 私が定期購読している月刊「致知」2月号の素晴らしい記事を紹介させて戴きます。
『後世に継いでいきたい 日本の心』 「僕よりお腹を空かせてる人がいるから」
 東日本大震災直後の3月16日、福島県に派遣された一人の警察官がいた。彼の両親は在日ベトナム人で、日本で生まれ、人のために働きたいと帰化して警察官になった。福島第一原発から25km.離れた被災地の学校で、彼は被災者に夕食を配る手伝いをしていた時、9歳の男の子に出会った。寒い夜だったにもかかわらず、その男の子は短パンにTシャツ姿で食料を頂く列の一番最後に並んでいた。気になって警察官の彼は声をかけた。少年はぽつりぽつり話し出した。
 学校の近くで仕事をしていたお父さんは、少年を助けようと学校に駆けつけようとしていた。少年は言った。「父が車ごと津波に飲み込まれるのを学校の窓から見た。海岸に近い家にいた母親や妹、弟も助かっていないと思う…」と。家族の話をする少年は涙を拭きながら声を震わせた。警察官は自分の着ていた警察コートを脱いで、少年の体にそっと掛け、そして持ってきていた食料パックをその男の子に渡した。
 警察官が眼にしたのは、受け取った食料パックを配給用の箱に戻しに行った少年の姿だった。「ほかの多くの人が、僕よりもっとお腹を空かしていると思うから…」と。警察官は忘れかけていた熱いものが一気に湧き上がってきて、涙を抑えることが出来なかった。
 この話がベトナムの新聞に載り、ベトナムの人々は男の子と日本に称賛を惜しまず、感動の涙を流すと共に、決して裕福とは言えない人々からも多くの義援金が日本に寄せられました。後世に継いでいきたい 日本の心です。