活動


2021,08,30, Monday 『欧米は日本と同じ道をたどっている』:成長神話の先に


日経新聞によりますと、白川方明前日銀総裁は今年4月、イギリス議会上院の特別委員会に出席して、「欧米は日本と同じ道をたどっている」と訴えたそうです。
白川前総裁が日本の人口減少と高齢化について説明すると、議員が「ジャパニフィケーション(日本化)」を懸念する声が上った。
1960年代には10%を超す高度成長を遂げた日本ですが、1990年代後半に生産年齢人口が減少に転じ、成長率が1%台半ばに鈍化、今も低成長が続いています。ヨーロッパも2022年から人口が減り始め、移民や高出生率で人口を増やしてきたアメリカも高齢化が進行しつつあり、生産年齢人口の伸びが鈍化すると、雇用や国内総生産も減速するので、某調査会社は、アメリカ経済の高齢化リスクに警鐘を鳴らしています。
どの先進国も条件は同じで、かつての成長時代と同じ考え手法では、取り分け日本においては通用せず、縮む需要を喚起するには成長分野への投資と共に、DXデジタルトランスフォーメーションや働く人の学び直しリスキングで今、落ちている生産性の向上が重要です。

2021,08,24, Tuesday 椛川ダム竣工&四国堰堤ダム88ヵ所巡り


先月27日に椛川ダムが竣工しました。
『香川』の名前の由来の一つに、椛川上流の樺の木の香りが川に移り香して下流に『香りのする川』が流れているということに因んだという説があります。つまりこの川が「香川県」の『香川』なのです。
高松市は以前、高松砂漠と言われた大渇水に見舞われました。今は新型コロナ禍で飲食業界に時短要請していますが、香川用水も未完成で日照りが続くと時々、給水制限が行われ、時短せざるを状況でした。この椛川ダムの完成と鶴尾地区の地下水の活用で、高松市の水問題も殆ど起こらなくなると思います。
今後においては、山に囲まれた椛川ダムの素晴らしい景観を健康づくりに活かす等の活性化策と共に、四国運輸局が後援している『四国堰堤ダム88ヵ所巡り』をもっともっと広め、地域の秘めたる宝を地域の活性化に活かすことが重要であると考えます。


2021,08,18, Wednesday ため池&里海を活かしあう活動『かいぼり』in淡路島


淡路島で『ため池&里海交流保全活動』が始まっています。
淡路島には、約2万3000ヵ所ため池がありますが、農業従事者の減少と高齢化により、ため池の適正な管理が難しくなっています。そこで、、洲本土地改良事務所では、「ため池&里海交流保全活動」を始めています。
【農業】高齢化と後継者不足でため池管理が困難になり、樋が使えなくなる等の機能不全に陥るため池が増加しています。【漁業】海水に含まれる栄養塩が年々低下。漁獲量の低下やのりの色落ちが深刻化しています。
そこで、淡路島では平成20年から農業者と漁業者が連携して『かいぼりを』を行う「ため池&里海交流保全活動」を実施しています。この活動は年々拡大し、活動が高く評価され、平成30年度には「第2回インフラメンテナンス大賞」の「農林水産大臣賞」を受賞しました。
私は高松市牟礼町原で2反、コシヒカリを栽培しています。水田に池の水を入れる為にコックを開きますと、どす黒くて臭い水がしばらく流れてきます。また、香川用水が来ていない為に多くのため池は、高徳線の近くに造っている水門から常時、川の水を池にポンプアップしている為、時にはアオコが発生しています。
常時、ポンプアップしている為、志度湾に山からの水、すなわ森のミネラルが流れ込まない為に、ポンプアップする前に比べると海水に含まれる栄養塩が減少していると思います。そこで、米作等に必要な池毎の必要水量を確保した上で、コメの収穫後に池の水を抜き、ため池の適正な維持管理である『かいぼり』を実施すれば、ため池に溜まった山の栄養分(腐葉土)を海へ供給することに繋がる為、農業者と漁業者の協働活動になります。素晴らしい活動です。


2021,08,15, Sunday 『見えない黒船』齋藤健前農林水産大臣‥


野田総理の退任時、円ドルレートは1ドル79円。それが安倍政権誕生後のおよそ半年後に行われた参議院選挙翌日には実に1ドル100円と円安が進んだ。だが、輸出額は膨らんだが輸出量は増えなかった。
1995年から2019年までの、およそ四半世紀の経済成長。中国はこの間、実質GDPを7.8倍、ASEAN2.9倍、韓国2.7倍、台湾2.6倍伸ばしたが、日本は1.2倍に留まった。
世界に占める日本経済の位置は、1999年には16%をしめていたが、2019年には6%まで下降し、お隣の中国は逆に6%から16%へと一気に増えた。コロナ禍においても、2020年10月のIMF世界経済見通しに基づけば、中国は2020年にプラス1.9%の成長が見込まれているが、日本はマイナス5.3%の成長で格差は広まる一方です。
また、1995年、日本は一人当たり名目GDPで主要国中首位であったが、2019年ではアメリカ、ドイツに抜かれ、シンガポール、香港の後塵を拝し、台湾、韓国との差も急速に縮まってきている。ちなみに日本のそれは年4万ドルであるが、シンガポールは6.2万ドル、香港は5.0万ドルである。
日本の企業は競争力を失っており、株価の時価総額は2020年7月1日現在、世界の株価時総額ランキング上位50社では、トヨタの36位のみで、100社で見てもソフトバンクを加えて2社のみ。アメリカは60社、欧州17社、中国14社です。
日本企業の保有する現預金は2012年の190兆円から2018年には240兆円と50兆円も増加している。研究開発と中身の伴ったデジタル化への投資が今後、重要となる。それと共に、経営者の高齢化と劣化する現場力を齋藤健先生は指摘されています。(「見えない黒船」〜日本企業のガバナンスにメスを〜より)


2021,08,11, Wednesday ユダヤ難民を救った「もう一人の日本人」樋口季一郎中将


杉原千畝が「命のビザ」を発給して多くのユダヤ難民を救った2年前の1937年3月、ソ連国境の地オトポールに逃れてきたユダヤ難民に対し、当時、ハルピン特務機関長だった樋口季一郎は、人道的見地から特別ビザを発給するよう満州国に要請し、ドイツと日本の関係を憂慮するあまりユダヤ難民の入国を拒んでいた満州国に対し、ビザ発給の指示を与え、記録にはないものの、一説には約2万のユダヤ難民の命を救いました。
樋口季一郎のもう一つの功績は北海道を守ったことです。1945年8月15日、日本は無条件降伏し終戦となりました。旧ソ連は日本の降伏直前の8月9日に対日参戦し、終戦後の8月18日、カムチャッカ半島に一番近い千島列島最北端の占守島に突如攻め込んで来ました。樋口季一郎陸軍中将はソ連侵攻軍への抗戦を指揮し、見事撃退しました。万が一、占守島が守られていなかったら、ソ連は北海道を占領しただろうと言われています。日本の忘れてはならない史実であり、樋口季一郎陸軍中将の功績です。
今、こうした功績を顕彰しようと、樋口季一郎の銅像の建設が計画されています。