活動


2021,08,18, Wednesday ため池&里海を活かしあう活動『かいぼり』in淡路島


淡路島で『ため池&里海交流保全活動』が始まっています。
淡路島には、約2万3000ヵ所ため池がありますが、農業従事者の減少と高齢化により、ため池の適正な管理が難しくなっています。そこで、、洲本土地改良事務所では、「ため池&里海交流保全活動」を始めています。
【農業】高齢化と後継者不足でため池管理が困難になり、樋が使えなくなる等の機能不全に陥るため池が増加しています。【漁業】海水に含まれる栄養塩が年々低下。漁獲量の低下やのりの色落ちが深刻化しています。
そこで、淡路島では平成20年から農業者と漁業者が連携して『かいぼりを』を行う「ため池&里海交流保全活動」を実施しています。この活動は年々拡大し、活動が高く評価され、平成30年度には「第2回インフラメンテナンス大賞」の「農林水産大臣賞」を受賞しました。
私は高松市牟礼町原で2反、コシヒカリを栽培しています。水田に池の水を入れる為にコックを開きますと、どす黒くて臭い水がしばらく流れてきます。また、香川用水が来ていない為に多くのため池は、高徳線の近くに造っている水門から常時、川の水を池にポンプアップしている為、時にはアオコが発生しています。
常時、ポンプアップしている為、志度湾に山からの水、すなわ森のミネラルが流れ込まない為に、ポンプアップする前に比べると海水に含まれる栄養塩が減少していると思います。そこで、米作等に必要な池毎の必要水量を確保した上で、コメの収穫後に池の水を抜き、ため池の適正な維持管理である『かいぼり』を実施すれば、ため池に溜まった山の栄養分(腐葉土)を海へ供給することに繋がる為、農業者と漁業者の協働活動になります。素晴らしい活動です。


2021,08,15, Sunday 『見えない黒船』齋藤健前農林水産大臣‥


野田総理の退任時、円ドルレートは1ドル79円。それが安倍政権誕生後のおよそ半年後に行われた参議院選挙翌日には実に1ドル100円と円安が進んだ。だが、輸出額は膨らんだが輸出量は増えなかった。
1995年から2019年までの、およそ四半世紀の経済成長。中国はこの間、実質GDPを7.8倍、ASEAN2.9倍、韓国2.7倍、台湾2.6倍伸ばしたが、日本は1.2倍に留まった。
世界に占める日本経済の位置は、1999年には16%をしめていたが、2019年には6%まで下降し、お隣の中国は逆に6%から16%へと一気に増えた。コロナ禍においても、2020年10月のIMF世界経済見通しに基づけば、中国は2020年にプラス1.9%の成長が見込まれているが、日本はマイナス5.3%の成長で格差は広まる一方です。
また、1995年、日本は一人当たり名目GDPで主要国中首位であったが、2019年ではアメリカ、ドイツに抜かれ、シンガポール、香港の後塵を拝し、台湾、韓国との差も急速に縮まってきている。ちなみに日本のそれは年4万ドルであるが、シンガポールは6.2万ドル、香港は5.0万ドルである。
日本の企業は競争力を失っており、株価の時価総額は2020年7月1日現在、世界の株価時総額ランキング上位50社では、トヨタの36位のみで、100社で見てもソフトバンクを加えて2社のみ。アメリカは60社、欧州17社、中国14社です。
日本企業の保有する現預金は2012年の190兆円から2018年には240兆円と50兆円も増加している。研究開発と中身の伴ったデジタル化への投資が今後、重要となる。それと共に、経営者の高齢化と劣化する現場力を齋藤健先生は指摘されています。(「見えない黒船」〜日本企業のガバナンスにメスを〜より)


2021,08,11, Wednesday ユダヤ難民を救った「もう一人の日本人」樋口季一郎中将


杉原千畝が「命のビザ」を発給して多くのユダヤ難民を救った2年前の1937年3月、ソ連国境の地オトポールに逃れてきたユダヤ難民に対し、当時、ハルピン特務機関長だった樋口季一郎は、人道的見地から特別ビザを発給するよう満州国に要請し、ドイツと日本の関係を憂慮するあまりユダヤ難民の入国を拒んでいた満州国に対し、ビザ発給の指示を与え、記録にはないものの、一説には約2万のユダヤ難民の命を救いました。
樋口季一郎のもう一つの功績は北海道を守ったことです。1945年8月15日、日本は無条件降伏し終戦となりました。旧ソ連は日本の降伏直前の8月9日に対日参戦し、終戦後の8月18日、カムチャッカ半島に一番近い千島列島最北端の占守島に突如攻め込んで来ました。樋口季一郎陸軍中将はソ連侵攻軍への抗戦を指揮し、見事撃退しました。万が一、占守島が守られていなかったら、ソ連は北海道を占領しただろうと言われています。日本の忘れてはならない史実であり、樋口季一郎陸軍中将の功績です。
今、こうした功績を顕彰しようと、樋口季一郎の銅像の建設が計画されています。




2021,08,05, Thursday 『どこまで人を許せるか』:塩見志満子先生


私が定期購読している月刊致知で知り感動した実話です。
長男を白血病で小学2年生で亡くし、4人兄弟姉妹の末っ子の2男が3年生になった時、塩見志満子先生は「ああこの子は大丈夫じゃ。お兄ちゃんのように死んだりはしない」と喜んでいたいたそうです。ところが、その二男もその年の夏にプールにの時間に沈んで亡くなった。長男が亡くなった八年後の同じ七月だったそうです。
近くの高校に勤めていた先生の所に「はよう来てください」と連絡があって、タクシーで駆けつけたら、もう亡くなっていた。子供たちが集まってきて「ごめんよ、おばちゃん、ごめんよ」と言った。「どうしたんや」と聞いたら十分の休み時間に誰かに背中を押されてコンクリートに頭をぶつけて、沈んでしまったと話してくれたそうです。
塩見先生は「押したのは誰だ。犯人を見つけるまでは、学校も友達も絶対に許さんぞ」という怒りが込み上げて来たそうです。新聞社が来て、テレビ局が来て大騒ぎになった時、高校の先生をしているご主人さんが大泣きをしながら駆けつけてきた。そして、母親である塩見先生を裏の倉庫に連れて行ってこう話したそうです。「これはつらく悲しいことや。だけど見方を変えてみろ。犯人を見つけたら、その子の両親はこれから、過ちとは言え自分の子は友達を殺してしまった、という罪を背負って生きてかないかん。わしらは死んだ子をいつかは忘れることがあるけん、わしら二人が我慢しようや。うちの子が心臓麻痺で死んだことにして、校医の先生に心臓麻痺で死んだという診断書さえ書いてもろうたら、学校も友達も許してやれるやないか。そうしようや。そうしようや」。
塩見先生はびっくりして、この人は何を言うんやろうか、と思ったそうですが何度も何度もご主人が言うので許したそうです。
塩見志満子先生が許して良かったと思うのは、命日の7月2日に墓前に花が無い年が一年もないそうです。30年も前の話なのに、毎年友達が花を手向けてタワシでお墓さんを磨いてくれているそうです。
月刊致知の感動する実話です。その塩見志満子先生は今、愛媛県の西条市で知的障碍者のための通所施設「のらねこ学かん」を自費で運営され、ハンディのある人達に人生の花を開かせています。

2021,08,01, Sunday 『独自の予算化基準を設定する』:日本自治創造学会より


私は穂坂邦夫日本自治創造学会理事長が埼玉県志木市長であられた時、初めて面談させて戴くと共に、日本自治創造学会を設立された時からのメンバーです。
昨日届いた日本自治創造学会からのメールマガジンは「独自の予算化基準を設定する」についてでした。
今、地方も国もコロナ対策で財政が悪化している。特に国家財政はコロナの完全な終息は期待できず、その対策を続けなければならない。一方ではコロナ後の景気対策が必要であり、その影響は地方に及ぶかも知れない。地方財政は交付税や補助金に依存しており、国家財政の影響をもろに受ける。
地方も国と同じくコロナによって疲弊した地域を活性化するために、様々な事業が必要になる。その為、これからの地方は濃厚な『選択と集中』が財政面から求められる。「選択と集中」の最大に辛さは、現在まで続けてきた様々な事業のスクラップ化に直結する。穂坂氏が市長時代、財政悪化の説明を職員から説明を受けた時、途方に暮れたことがある。
その時。ふと思い浮かんだのが「財政再建のためのカナダ連邦政府予算編成基準」だったそうです。その基準は(1)公益性があるのか(2)住民自身で、できるかどうか・税金を預かる行政がやるべき仕事か(3)国・県・市町村のどこがやるべき仕事か(4)公務員がやる必要があるのか・外部委託はできないか(5)実施方法はベストか(6)負担増を住民は受け入れるのか、の6点だそうです。
私はそれプラス●その事業が『明日不可欠』の事業であるかどうかが重要であると考えます。
異常な人口減少(生産年齢人口の減少)が続き、高齢化が進んでいる日本においても本県のおいても『未来の子供たちに負担のかからない社会を継承する』ためにも真剣に取り組まなければならない課題です。